夜中の新コロナウィルスの3密対策と人の世の住みにくさ

  夏の薄着姿でぐっすり寝ていたものが、朝晩10度前後日中20度前後という寒い時期に入ると冬の厚着姿に一気に変更しやすい。しかし、そのためか、花粉症が進んでいるためか、呼吸困難で目が冷めやすくなかなか眠れないのが現実だ。

 昨夜は、窓を片方開け放しを試したところぐっすり眠れた。眠れず目がぱっちり時期は、動画配信からの声をメガネを外しながら聞き入った。

朝は、夏姿の薄着でなんとか呼吸している、
日本全国のなかでも東北地方は、一年中スギ花粉、ヒノキ花粉が舞っている気がする。呼吸困難は、専用機械の花粉対策にて何とか。それでも心もとなく、窓を開いたまま寝ざるを得ない現状は、高齢化が原因ゆえのものやら。

 温故知新の立場から、夏目漱石の編纂し直し後の草枕の一節(青空文庫より一部引用)を思い出した。芸術の秋だなあ。

抜粋文

山路やまみちを登りながら、こう考えた。
 に働けばかどが立つ。じょうさおさせば流される。意地をとおせば窮屈きゅうくつだ。とかくに人の世は住みにくい。
 住みにくさがこうじると、安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいとさとった時、詩が生れて、が出来る。
 人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。やはり向う三軒両隣りょうどなりにちらちらするただの人である。ただの人が作った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。あれば人でなしの国へ行くばかりだ。人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう。
 越す事のならぬ世が住みにくければ、住みにくい所をどれほどか、寛容くつろげて、つかの命を、束の間でも住みよくせねばならぬ。ここに詩人という天職が出来て、ここに画家という使命がくだる。あらゆる芸術の士は人の世を長閑のどかにし、人の心を豊かにするがゆえたっとい。
 住みにくき世から、住みにくきわずらいを引き抜いて、ありがたい世界をまのあたりに写すのが詩である、である。あるは音楽と彫刻である。・・・以下略

 

一休み:低アルコール度数で有名なビールバドワイザーは、アルコール5%。今回のアサヒ ドライクリスタルは3.5% とすると健康商品時代の現在、バドワイザーと競合しあって消費量が伸びるのでは?